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第4回「これは知っておいた方が良い?」 全編

インドネシア人は神々の信仰が厚いゆえにブラックマジック(黒魔術)が信じられている。インドネシアに訪れる旅行者はブラックマジックを信じないがインドネシアに訪れるサーファーはThe Queen of the Southern Seas(女王の名はRatu Nyai Loro Kidul)についての伝説を理解しておいた方が良いだろう。

インドネシア海洋は南極からのビックスウェルによって広大ですさまじい大きなパワーを持っている。遠く離れたジャワ島に激しい南風が吹くビーチ沿いで大勢のサーファーが溺死した。その頃のジャワ島霊能力者が言うにはハンサムで若い男が溺死するのはQueenのしわざだという。噂では女王の恋人としてサーファーたちが毎年、海底へ引きずり込まれていた。そして不思議なことに沈んでいった男たちは全員グリーンのパンツをはいていたのだ。

約100年の間、誰もがその迷信に恐怖しグリーンのパンツをはいて海に入るものはいなかった。インドネシアに訪れるサーファーたちはグリーンのパンツは部屋に置いていくようにしている。だがなぜかローカルサーファーだけは海底へ引きずり込まれることはなかった。この不思議な出来事が広まる前の頃、ウルワトゥの海で一人のサーファーが行方不明になった。最初の犠牲者である彼の名はBob Laverty。彼はジャワ島G-Landでサーフィンした後、バリ島ウルワトゥでサーフィンし、その後、行方不明になった。だが不思議なことに彼はジャワ島のグラジャガンで遺体となって発見された。遺体には、海ヘビが巻き付いていた。

毎年10月に津波や溺死、何千もの魚が岸に打ち上げられる奇妙な出来事があった。そしてまたこの災いはQueenのしわざだと言われている。原住民たちはこの災いを防ぐために砂浜に行き、米や花、お香を焚き、いけにえとして特別に選ばれた動物の血と一緒に祈りのことばを捧げた。そしてそれは常に行われることとなった。ジャワ島西部にあるPelabuhan Ratu(プラブハン ラトゥ、別名Harbour of the Queen)のThe Samudra Hotelでは1966年ホテルのオープニングセレモニーが大津波によって中止された。それから原住民である長老のシャーマン(初期にQueenのために祈りを捧げた呪術師)に軽蔑されながらもQueenのためにホテルの一室を空けたままにしている。サヌールでもthe Hotel Bali Beachが全壊する大火事があった。そして不思議なことにQueenのために空けられた327号室の部屋だけが火事に合わなかったのである。今ではThe Grand Bali Beach Hotelとして改築され、彼女の部屋はさらに豪華に飾り
つけられ、毎日バリのヒンドゥー教聖職者によって供養されている。

 
第4回 「これは知っておいた方が良い?」 全編(2006年06月公開)
 
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 ピーター・ニーリー(Peter Neely) プロフィール
1975年以来30年もの間、バリ島およびインドネシア内各地でサーフィンを楽しんでいる現役オーストラリア人サーファー。バリ島を中心としたインドネシアのサーフィン界の活性化に役立ちたいと1992年に「インドネシアサーフ&ランゲージ」を発行。以来、日本語版は毎年、英語版は半年に1度更新中。( ピーター・ニーリー氏の独占インタビューはこちら
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定価:Rp.195,000
2005年度版日本語バージョンは、最新情報満載の全144ページ。
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